ソフトウェアセミナー:オープンCAEを用いた構造解析の実践

ソフトウェアセミナー『オープンCAEを用いた構造解析の実践』を開催致します。


☆ソフトウェアインストールのお願い
講習会に参加される方は、下記URLにある教材を用いてDEXCS2015のインストールをお願い致します。インストールや教材に関するお問い合わせなどの詳細についてはお申込みいただいた方に別途ご案内いたします。
http://www.slideshare.net/stebee19/installdexcs2015-onwindows10


☆日程
2017年2月20日(月) 9:00-17:50

☆会場
筑波大学 東京キャンパス文教校舎 122室
〒112-0012 東京都文京区大塚3-29-1
丸ノ内線茗荷谷駅下車「出口1」徒歩2分程度, アクセス

☆講師
藤岡 照高先生(東洋大学 教授),江澤 良孝先生

☆概要
ものづくりの設計や開発現場においては、コンピュータ技術を活用した製品の設計や製造、工程設計の事前検討を行うことや、それを行うためのツールである CAE(Computer Aided Engineering:コンピュータ支援設計)が活用されています。 CAEでは、固体の変形をはじめ、熱伝導、流体など、コンピュータ上で現象を解明するための物理シミュレーションを実行することが可能であり、近年はソースコードが公開され、無償での利用が可能なオープンCAEが注目されています。

今回のセミナーでは、簡単な固体の弾性解析を対象に、計算手法である有限要素法の説明と、オープンソース構造解析ソフトウェアSalome-Mecaを用いた解析を体験するハンズオン演習を行います。Salome-Mecaは、フランスの電力会社EDFが開発した構造解析ソルバーCode_Asterを内包する統合的解析ソフトウェアで、 Linux OS上で動作し、市販商用CAEソフトウェアに匹敵する高機能を備えています。

本セミナーでは、初めて有限要素法に触れる人を対象とし、基本的な有限要素 法の原理の解説の後、実際にSalome-Mecaを用いた解析を体験するハンズオン実 習を行います。実習では、参加者自身が解析環境を構築したノートPCを持参し、 簡単な弾性解析を例題に取り上げ、形状の作成から解析実行、結果の妥当性評価までの解析全体の流れを体験します。参加にあたっては、以下を参考に参加者自身で事前に動作確認を行うことを前提としますが、事前の質問対応と当日の支援を行います (動作を保証するものではありません)。演習には、Linux環境を含む オールインワンシステム DEXCS2015-Salome-64 (Salome2015.1含む) を用い、 Windowsマシン等にVirtualBoxTMを用いた仮想Linux環境を構築できるよう、 Intel VT対応CPU、64bit、メモリ 4GB以上、HDD空き容量 20GB以上のPCの持参を 推奨します。

☆教材等
(Salome-Mecaの概要) http://www.code-aster.org/
(DEXCSの概要) http://dexcs.gifu-nct.ac.jp/pukiwiki/index.php
(環境構築マニュアル) http://www.slideshare.net/stebee19/installdexcs2015-onwindows10
※ パソコン等の貸し出しは致しません。お申込みの方には事前に教材一式を電子ファイルで配布いたします(印刷配布はいたしませんので各自で印刷ないし電子ファイルでの閲覧環境をご持参ください)

☆プログラム
9 :00–10:30 Salome-Meca解析環境構築支援 (任意参加)
10:40-12:10 有限要素法の説明 江澤先生
13:00-14:30 Salome-Mecaの構成と基本事項説明 藤岡先生
14:40-16:10 Salome-Meca体験実習 藤岡先生
16:20-17:50 Salome-Meca初級実習 藤岡先生

☆参加登録
参加費は無料で、日本応用数理学会員以外でもご参加いただけます。
参加される方は 参加登録フォーム より事前に参加登録をお願い致します。
(参加登録は締切ました。)