ソフトウェアセミナー:FreeFem++による有限要素プログラミング -中級編-

ソフトウェアセミナー『FreeFem++による有限要素プログラミング -中級編-』を開催致します。

☆日程
2016年2月11日(木)、12日(金) 10:00-16:15

☆会場
筑波大学東京キャンパス文教校舎 116講義室
〒112-0012 東京都文京区大塚3-29-1
丸ノ内線茗荷谷駅下車「出口1」徒歩2分程度, アクセス

☆講師
鈴木 厚氏(大阪大学 サイバーメディアセンター 招聘准教授、元 パリ第6大学リオンス研究所 研究員)

☆概要
FreeFem++ はパリ第六(ピエールマリーキュリー)大学の J.-L. Lions 研究所のF. Hecht 教授らによる有限要素法ソフトウェアパッケージです. 弱形式の離散化プロセスを専用のスクリプト言語とデータ構造で非常に簡単に記述することができます. 有限要素メッシュの生成, 離散化行列の線形ソルバーおよび可視化の一式が網羅されているので, ユーザーは数理モデルの構築, 時間発展の離散化, 非線形問題の解法に専念できます.

FreeFem++ にはその機能を説明するマニュアルと種々の数理モデルを解くための数多くのスクリプトが含まれています. 本セミナーでは, その例題の中から, 定常と非定常の流れ問題の記述法を解説します.

大きな問題を解く場合や, 高速計算が必要とされる場合は, 離散化行列の線形ソルバーが重要になるため, 行列データへのアクセス方法, 連立方程式での境界条件の取り扱い方などを紹介します. また, 通常のコンパイル済みパッケージのインストール法に加え, 数値演算ライブラリーをリンクするコンパイル方法を説明します.

☆URL
(講演資料) http://www.ljll.math.upmc.fr/~suzukia/FreeFempp-tutorial-JSIAM2016
(FreeFem++) http://www.freefem.org/ff++/

☆参考文献
有限要素法で学ぶ現象と数理 –FreeFem++ 数理思考プログラミング–,
大塚 厚二, 高石 武史, 共立出版, 2014, http://www.comfos.org/jp/ffempp/book/

☆プログラム
2月11日(木曜)
1 0 : 00 – 1 2 : 00 有限要素法の定式化とFreeFEM++での記述
1 3 : 00 – 1 4 : 30 非圧縮性流れ問題のための混合法
1 4 : 45 – 1 6 : 15 ニュートン法による非線形有限要素問題の解法

2月12日(金曜)
1 0 : 00 – 1 2 : 00 流れ場の時間発展問題
1 3 : 00 – 1 4 : 30 プログラミング言語としてのFreeFEM++データ構造
1 4 : 45 – 1 6 : 15 インストール方法 -ソースコードからのコンパイル-

☆参加登録
参加費は無料で、日本応用数理学会員以外でもご参加いただけます。
参加される方は 参加登録フォーム より事前に参加登録をお願い致します。